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2019/06/13インプラントとは①

皆さまこんにちは!鶴見区にある歯科医院!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院

歯科衛生士の菅原です♪

 

よくいただくご質問の一つ、「歯を失ったらどんな治療をするの?」にお答えします!

 

大切な歯を失ってしまったとき、できる治療は3つあります。

一つ目が入れ歯。二つ目がブリッジ。

そして、インプラントです。

 

今回は、インプラントについてお話します!

 

【インプラントとは】

 インプラントとは、医学用語で「植立すること」の意味です。歯科だけでなく、身体に埋め込むもの全般をインプラントといいます。例えば、人工関節や心臓ペースメーカーなどもインプラントと呼ばれます。今回お話しする、歯がなくなったところに埋め込むインプラントは、正確には「デンタルインプラント」といいます。(以降、「インプラント」は全てデンタルインプラントを指します)

 

 インプラント治療は自分の歯に近い治療法とされていますが、実はインプラントの歴史はとても古いのです。なんと、7世紀のマヤ文明の遺跡で女性の下顎骨に貝殻でできたインプラントが埋まっていたのが発見されています。貝殻でできたインプラント周囲の骨もできていた跡が確認されています。今も昔も人は歯を大切にしていたんですね。

 

 

【インプラントのメリット】

 自分の歯と同じように噛める

 詳しくは後述しますが、インプラントは顎の骨(歯槽骨)と結合するため、揺れたり動いたりしません。そのため、硬いものを噛んでも痛みを感じることなく、自分の歯があったときと同じようにしっかりと噛むことができます。

 異物感がない

 入れ歯と違って、インプラントは歯槽骨に固定されているため、入れ歯の歯肉の部分(ピンクの部分)がないため、口の中ではもともと自分の歯があったときと同じように感じ、異物感がありません。

 隣の歯を削る必要がない

 ブリッジは両隣の歯を削って欠損歯を補う治療法ですが、インプラントは隣の歯を削必要要なく、他の歯も長持ちさせることができます。

 応用した治療が選択できる

       インプラント治療は、歯を1歯失った場合からすべて失った場合まで、対応が可能です。

      インプラントを固定源として入れ歯を使用したり等、インプラントを応用した治療ができます。

 長持ちする

 詳しくは後述しますが、被せ物の治療をしたときよりもインプラントの方が長持ちするとされています。

 

 

【インプラントと天然歯の違い】

    もともとの自分の歯(天然歯)は、歯肉、歯根膜、歯槽骨によって支えられています。しかし、インプラントは、歯肉、歯槽骨のみの支えです。

インプラントとは①

インプラントとは①

 歯根膜とは、歯根と歯槽骨の間にある膜です。この歯根膜には役割が2つあります。ものを噛んだときにかかる圧力を和らげる働きと、噛むことによって起こる刺激を脳に伝える働きです。

 インプラントにはこの歯根膜がないため、圧力を敏感に感じにくい傾向があります。インプラントの場合は、歯根膜がある部分には「骨結合」が生じ、歯槽骨とインプラントは結合します。

   そのため、インプラント治療には骨(歯槽骨)の密度が重要になってきます。


 

【インプラントの構造】

インプラントとは①

    インプラント体は、これまでさまざまな形状のものが開発されてきました。現在では、インプラント体表面がネジ構造のものが大多数です。

インプラントとは①

   基本的にはこのような構造ですが、日本国内で用いられているインプラントは30以上、世界中では300以上の種類があるといわれています。メーカーによってインプラント体やアバットメントは形が違います。

 また、インプラントには生体と馴染みの良いチタンという金属が用いられ、骨結合が早くできるように骨の主成分がコーティングされているものも開発されています。

   ※極まれですが、チタンアレルギーの場合はジルコニア製(非常に硬いセラミック)のインプラントを使用します。


 

【インプラントの寿命】

   インプラントは他の歯科治療と比べて高額ですが、どのくらい長持ちするのかが気になるところですよね。実は、はっきりとした論文はありません。しかし、研究によると1015年後にもインプラントを使えている確率は、上顎で約90%、下顎で約94%です。この結果は、天然歯に対する治療に比べるとかなりの長い寿命といえます。

インプラントとは①

   そして、インプラント治療を成功させるためには十分な骨(歯槽骨)と歯肉が必要です。

歯が抜けてしまうと、歯槽骨は痩せて少なくなります。インプラント周囲に十分な骨の量がない場合は、人工骨材料や採取した自分の骨を不足した箇所に補い、歯槽骨を再生する治療が必要となる場合もあります。また、歯肉が足りない場合には、口の中の他の箇所から粘膜の中にある結合組織を採取し、歯肉の足りない部分に移植する治療があります。歯肉が足りないと、見た目が悪くなるだけでなく感染のリスクも高くなります。前歯のインプラント治療では歯肉の高さを合わせたり、他の歯と自然に合わせるために歯肉の移植はよく行われます。



【インプラント治療を受けられる条件】

 インプラント治療を受けるには、顎の成長が完了していることが条件です。現在、世界基準で決められている最少年齢は17歳です。一方、高齢であっても、全身の健康状態に問題がなければインプラント治療を受けることができます。

   安全にインプラント治療を受けていただくためにも、念のため全身的な健康診断を行ないましょう。口の中に問題(むし歯や歯周病、噛み合わせ等)がないかも歯科医院で検査をしてからインプラント治療を行います。

 


【インプラントに歯石はつく?インプラントも歯周病になる?】

    インプラントにも菌や歯石は付きます。そして、インプラントもケアを怠ると歯周病になるリスクがあります。口の中にはむし歯菌や歯周病菌、もちろん良い菌もいます。インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病菌はインプラントにおいても天敵です。そのため、きちんと歯周病の治療をしてからインプラント治療を行います。

    また、インプラントは構造上、歯石がつくと取れにくいです。また、歯肉と歯槽骨のみの支えとなるので、十分なケアと定期的な歯科医院への受診は欠かせません。




   まだまだ語りきれないインプラント!次回は、インプラントの歯周病や、インプラント治療の術式、インプラントの注意点などお話しさせていただきます♪