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2019/06/16歯を守る

皆様こんにちは!鶴見区にある歯 医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周 治療のうえの歯科医院

歯 科衛生士の笹井です

 

6月はむし歯 予防 月間!

前回菅原がインプラントの紹介をしてくれていましたが、

インプラントにならないために今回は

「歯の大切さ、そして歯を失わないためにどうしたらいいのか」

についてです。


まず、歯はどんな働きをしているでしょうか。


【 歯の働き 】 

・噛むことによる十分な消化、脳への刺激

・好きなものを食べる楽しみ

・コミュニケーショ(発音と会話)

・審美、容貌(自然な笑顔)

・姿勢の維持

          など 

 

歯を喪失すると歯の働きを欠くことになります。

・咬合力の低下(噛めないため消化器系への負担増加)

・唾液分泌の減少

・脳への刺激の減少による脳の老化

・好きなものが自由に食べられなくなる

・話すとき、笑うときに口元を隠すようになる

・性格の変化(暗くなる)

・社会生活への支障

などの変化が見られます


歯は姿勢にも影響します。歯を喪失すると肩こりや腰痛がひどくなることがあります。(姿勢が悪いと顎 関節への影響がでることもわかっています。)

歯を支えているのは顎 骨です。

歯を喪失(喪失歯)した場合、喪失歯 周囲の顎 骨は痩せます。顎 骨が痩せていくと前後の歯も徐々に移動します。

喪失歯を補うためにブリッジを入れたとします。ブリッジは前後の歯を削って喪失部に見せかけの歯をつないで歯にかぶせるものです。



歯を守る

ブリッジは3歯がつながっているため天然 歯より清掃が難しくなり、むし歯のリスクが上がります。またブリッジは喪失 歯の負担を補うため支えている歯への負担は大きくなります。

ブリッジを入れた場合は、ブリッジのメンテナンス方法を歯科 医師,、歯科 衛生士より教えてもらい、予防をしましょう!

義歯で補った場合、前後の歯にクラスプ(義歯を支える留め金)をかけます。ブリッジと同じく、喪失 歯分の負担を別の歯で補うためやはり歯への負担は大きくなります。

実際の診療でも、クラスプがかかる歯の動揺はよく見られます。

義歯のメンテナンスももちろん必要です。こちらも歯科 医師、歯科 衛生士に教えてもらい、予防をしましょう! 

歯を守る

このように1つ喪失 歯がでると周囲の歯や顎 骨への負担、咬合バランスが崩れていくことで喪失歯が増えていきます。

この観点からみると喪失歯の補綴で一番周囲の負担が軽いのはインプラントということになります。

インプラントは自立しているので、周囲の歯への負担増加はありません。

でも、 インプラントはあくまで歯を失ってしまったときの最善策です。


【歯を失わないために】何をしたらいいのでしょうか。

 

【  喪失歯の原因 】

1 歯周病 42

2 むし歯 32

3 破折  11

 2005年 全国2000余の歯科医院で行われた抜歯原因調査結果より)

 

歯周病もむし歯も原因は細菌 感染症です。

口腔内に細菌が多いと、体が歯茎に血を送り込みます。血 液の中の白血球が細菌と戦ってくれるのです。この、歯 肉に血 液が集中してきている状態が歯 肉炎です。


血 液は大切な菌からの抵抗力となってくれます。菌からの抵抗力をさげるのが喫煙です。

喫煙は全身の血 管を収縮させて血 流が低下します。口腔内は粘膜なので血 流低下の原因物質を直接吸収します。口腔内は喫煙の影響を直接受けるのです。菌からの抵抗力が弱まっている喫煙者は歯周病が進みやすく、重症化しやすいのです。

また、血 液は菌と戦ってくれると同時に、歯周病 菌の良質な栄養源となります。歯 肉炎を放っておくと歯周病に発展していきます。豊富な栄養を得た歯周病 菌はより強い菌へとパワーアップしていき、歯周病 菌のパワーピラミッドの頂点の4 菌 種(画像赤い部分/レッドコンプレックス)が現れ始めます。この菌 種が表れると歯周病は治りにくくコントロールしにくい状態へと発展していき喪失歯の大きな原因へとなっていきます。

ちなみに、レッドコンプレックスのレッドはブラッディレッドと呼ばれ、血 液との関係が名前にも表れているのですね。

歯を守る

ではむし歯、歯 肉炎、歯周病の原因となる細菌はどこにいるのでしょうか。

細菌は、磨き残し、プラークといわれる汚れの中にいます。

磨き残ししやすい場所は

①歯と歯の間

②歯と歯肉の境目

③咬む面の溝

で、むし歯になりやすい場所と一緒です。

また、歯周病 菌は空気が嫌いで歯と歯肉の境目の中(歯周 ポケット)に入り込んでいきます。

歯周 ポケットに入ってしまうと歯磨きは届かないためどんどん増えていきます。

歯磨きをしていて血が出ることはありませんか?

痛みを伴う場合は傷がついている可能性がありますが、痛みがほとんどなく血が出る場合は歯肉 炎の可能性があります。

痛みなく血が出る場合は、歯磨きをして血をだしてしまってください!

正しい歯磨きの仕方を歯科衛生士に習って、口腔内の細菌を減らせば、出血のない歯肉を手に入れることができます!


少し話がそれましたが、

喪失歯原因3位の破折は、けんかや事故による怪我もありますが、むし歯によるものがほとんどです。

歯には通常 神経や血 流があります。多少の新陳代謝もおこなわれていますが、神経を抜いた歯は新陳代謝がなくなります。湿った木は割れにくく、乾燥した木が割れやすいように、新陳代謝がなくなり乾燥した歯は割れやすくなります。

また、ブリッジの支台となる歯も割れやすくなるため、もともとの原因はほとんどがむし歯であることがわかっています。

 

ここまでのお話よる歯の喪失の確立を上げてしまうのが「不正咬合」です。


【不正 咬合】

骨格や歯の生え方など様々な原因により上下 顎の歯が正常にかみ合わない状態

 

不正 咬合の種類

・叢生:歯並びがデコボコになっている状態。八重歯も叢生に分類されます。

・反対 咬合:奥歯を咬んだ時に通常は上顎 前歯が下顎 前歯を覆うようになりますが、反対咬合は下顎 前歯が上顎 前歯よりも前に出ている状態。「受け口」

・過蓋 咬合:咬んだときに上顎 前歯が下顎 前歯に過度に覆いかぶさっている状態。

・切端 咬合:咬んだときに上顎 前歯と下顎 前歯の先端が触れ合うような状態。

・開咬:奥歯が咬み合っている状態のときに上 顎 下 顎の前歯がかみ合わない状態。

・上顎 前突:上顎と上顎 前歯が前方に突き出ている状態。

 

不正 歯列は歯磨きがしにくく細 菌がたまりむし歯になりやすくなります。

また、不正 咬合は咬合 バランスが悪いことにより一部の顎 骨への負担がかかり早期喪失歯につながります。

咬合 バランスは見た目の歯列異常がなくても悪いことがあります。

私たち歯科 医療従事者にとって咬合バランスを見ることはむし歯や歯周病的変化の早期発見と同じくらい大切なお仕事です。

 

では、歯の喪失につながるむしばや歯周病、不正咬合に対する重要な予防は何でしょう!?

 

何より歯磨き。

歯科衛生士より、正しい歯磨きの指導を受け、日々ぼ歯磨きの質を上げることが何よりの予防です。

そして歯科 医師、歯科 衛生士による定期的なプロケアです。

プロケアの内容は歯科医院によって違いますが、うえの歯科医院では様々な予防 プログラムをご用意しております。

どの予防 プログラムでもむし歯、歯周病的変化の早期発見、そして咬合バランスの確認をしたうえで、クリーニングをします。

口腔 内の歯磨きではとれない細 菌 叢ができるのが約3か月であることから、3か月ごとの定期メンテナンスに来ていただいています。(状態により期間は異なります)

できた細菌叢を機械的なケアで3か月に一回クリアしてあげることで口腔内の状態を保ち、予防につながります。

 

様々な口腔内の変化の早期発見・早期治療なによりも歯を守ること、予防につながります。

治療のための通院ではなく、予防のための通院をしていきましょう!


余談ですが。先日いった歯周病の勉強会で、講師がおっしゃっていました。

かかりつけの内科は寿命を守ることはできても健康寿命は延ばせない。かかりつけ歯科医、特にいい衛生士との出会いは健康寿命を延ばすことができる!!

歯科衛生士の仕事、やっぱり素晴らしいな!!と思った瞬間でした!