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-0001/11/30歯ぎしりの防止にマウスピースが効果的!歯を守るために必須です

皆様こんにちは!鶴見区にある歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療のうえの歯科医院

歯科医師の米長です


今回はマウスピースについてです。


歯ぎしりの防止にマウスピースが効果的!歯を守るために必須です

歯医者さんでマウスピースを勧められたことがある方がいるかと思います。

「毎回言われる」なんて方や、「言われたことがある」

そんな方は、使った方が言いかもしれない。


今回はマウスピースが必要な理由を書いていきます。


■マウスピースは歯ぎしりに有効?


本題、マウスピースがなぜ必要か。

それは歯を守るためです。


当たり前の様ですが、本当にこれにつきます。


人は食事の時に歯と歯を噛み合わせて咀嚼します。

食事で歯が負担する力は大きくても60㎏ほどで、だいたい体重に近似する程度の力で咀嚼します。

ただ、これは固いものを噛むときであって、普段から毎回60㎏という訳ではありません。

噛みきりにくい肉や繊維質のものの時に力を調整しながら、最大で60㎏の力を出すことがある。という意味です。


一方で、睡眠時ブラキシズムと言われる、噛みしめ歯ぎしりでは100㎏前後の負担がかかると言われています。

しかも、反復的に、長時間、人によっては毎日です。


 


以前、歯の組織は瀬戸物と同じという風に記事で書かせていただきました。

歯の神経ってなんだ!!?②


瀬戸物に100㎏の力が加わると考えると、どうでしょうか。

割れてきませんか?


しかも歯の表面、エナメル質は2 ㎜ほどの厚さしかありません。

毎日100㎏の力がかかれば割れてしまいますよね。


でも痛くないし…


そうなんです。歯は最初のうちは割れても痛くないんです。

歯の神経のお話で、歯の神経は毎日歯を作り続けてくれる健気な存在だ、というお話をしました。

歯の神経ってなんだ!!?②

歯は割れてもむし歯になっても、最初は痛くないんです。

だからこそ、痛みが出る前に治療が必要、予防が必要になってきます。

■歯ぎしりの原因とは?


①ストレス

②ブルーライト

③歯並び・噛み合わせ

などが、あげられます。


①ストレス

ストレスについては、歯ぎしりを行うことでストレスを発散しているといわれています。


②ブルーライト

寝る直前まで、スマホやテレビを見ていると、交感神経が刺激され、

身体は寝ていても、交感神経が刺激された状態はすぐには治まらないため、歯ぎしりへとつながります。


③歯並び・噛み合わせ

かみ合わせが悪いと、歯ぎしりがひどくなるといわれています。

原因は実は、どれも不明確なのですが…


お子様の場合の歯ぎしりは、主にはストレス、環境の変化です。



■歯ぎしりを疑う特徴について

歯ぎしりを疑う特徴はいくつかあります。


①   エラが張っている

②   歯が削れている

③   視覚過敏がある

④   歯周病がある


以上の特徴について説明していきます。


①エラが張っている。

これは咬筋(こうきん)という顎の筋肉が強く、成長の過程で顎の骨を外側に開いてしまう事でエラが張ってくると考えられていて、咬む力が強い方に見られます。


②歯が削れている。

歯は一生使うものですし、毎日使うものです。

ですので毎日わずかにすり減っていきます。

一方で、食事ではすり減ることが少ない歯があります。それが糸切歯です。糸切歯は 噛みきる時に使いますが、普段の噛み合わせには参加しません。


一方で顎が大きく前後左右に動く時には上下の糸切歯がこすれ合います。糸切歯、特に上顎の糸切歯に削れた跡がある方は歯ぎしりの可能性が高いです。

(歯を噛み合わせた状態で顎を左右に動かして、上の歯と下の歯の形がピタリと合う方は要注意です。鏡でみてみてください。


③知覚過敏がある。

歯は噛み合わせを負担すると力を逃がすためにたわみます。たわんだ歯は弱いところから少しずつ壊れていきます。


弱い部分、それがエナメル質とセメント質の境い目です。エナメル質(白い部分)が途切れてセメント質(象牙色の部分)に変わる歯と歯茎の境い目は知覚過敏の発生しやすい部分です。


また、歯は噛み合うと垂直的に沈みこんだり、歯のはえる方向が乱れていると斜めに倒れたりします。そうすると、歯の、根の先にある、歯の神経の出入口が押し潰されたり引き伸ばされたりして神経が傷つき、知覚過敏が生じることもあります。


④歯周病、特に重度の歯周病がある。

最近記事になっていたので加えさせて頂きます。歯周病がある場合、睡眠時歯ぎしり食いしばりが増加するそうです。

歯ぎしりは、歯と、歯を支える骨を破壊するので、歯周病を悪化させる因子でもあります。


以上のような特徴から歯ぎしりを疑い「朝起きた時に顎がダルかったりしませんか?」「最近環境が変わったり疲れたりしていませんか?」「ベッド以外の場所でうたた寝してしまっていませんか?」等を問診していきます。



■まとめ

睡眠時歯ぎしり食いしばりの厄介なところは自覚しにくい事もありますが、歯科医師もそれが必ずあると確定出来ないことです。特徴はあって歯が削れていても、それが今歯ぎしりをしているのか、昔していたのか、判別が困難なのです。

そして本人も気付かぬうちに歯がにひびが入り、いつの間にか折れてしまったり、割れてしまって抜かなくてはいけなくなったりしてしまいます。

健康な歯なのに抜かなくてはならなくなる。そんな可能性があるためにマウスピースを勧めます。

寝苦しくなる、気になって寝られない、そんな気持ちも分かりますが、歯のために、マウスピースを使う人が増えてくださると嬉しいです。


かくいう私も歯ぎしりがひどく、自分の歯ぎしりの音で起きることが多々ありました。今ではマウスピースをつけて寝ています。



自分の歯を守るには

毎日の歯磨きフロッシング、そしてマウスピースです。


パートナーやご家族、ご友人が歯ぎしりをしていたら

そっと教えてあげてください。


歯は一生使うものですから。



うえの歯科医院ではマウスピースの作成も行っています。お気軽にお問い合わせください

おでにてご予約を承っております!

このたび、うえの歯科医院では新しく動画での歯磨き指導もスタートしました!

ぜひ、チャンネル登録して

ご家族で一緒にお家で歯磨きしましょう!

動画はどんどん上がっていきますので、お楽しみに!