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2021/04/15研修医時代のあれこれ①

皆様こんにちは!横浜市鶴見区にある歯医者さん

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜

歯周病治療のうえの歯科医院、歯科医師の米長です。


この数週間、研修医について考えることが多くありました。

ありがたいことに、うえの歯科医院にも新たに研修医になられる先生方が見学に来てくださいました。

研修医制度というのは素晴らしい制度であると思います。

新たに免許を取得した歯科医師が、公に給金を頂きながら、一人前の歯科医師になる準備とする機会でもあります。

新たに歯科医師免許を取得した方々は、知識はありつつも、技術や応用能力がありません。

その、知識を技術と結びつける機関が歯科医師研修医の1年間ないし2年間に当たると思います。


私は研修医になるにあたって、どこで研修を受けるか、非常に悩みました。

国家試験に向けて勉強頑張ったし、研修を終えたら歯科医師として忙しくなる。

ならば・・・、などと楽しようと思う気持ちもありました。

しかし、歯科医師になるのだから、技術者になるのだから、遊んでいる暇はない、とも思いました。

結果私は、母校から出て他大学、鶴見大学歯学部付属病院での歯科医師臨床研修を受けることになりました。


結果的に、鶴見大学歯学部付属病院での歯科医師臨床研修は私にとって最適でした。

たくさんの指導医と各科の先生からも学ぶ機会がありました。

指導医の先生方は非常に教育熱心であり、一つひとつ丁寧に、かつ厳しくも優しくも教えてくださいました。

質問がある時はいつでも答えてくれました。60名ほどいる臨床研修医、それぞれの知識と技術に応じて、質問したり、教えたり、実際に治療を見せてくれたり、治療を見守ってくれることもありました。

鶴見大学歯学部付属病院での歯科医師臨床研修がどれほど私を育ててくださったのか。言葉にしきれません。


今でも研修中に教えていただいた事が私を助けてくれています。

なんと濃厚な一年間だったでしょう。


4月に入り、また新たな歯科医師臨床研修医が誕生しました。

新しく歯科医師となられた先生方に、充実した歯科医師臨床研修を送っていただくために

私の良かった事、やれば良かった事を書いてみようと思います。


良かった事


・積極的は最強

わたしは元来、怠惰な人間です。しかし、この1年は真剣に、積極的にやる、と決めていました。

研修中、私は治療はもちろん掃除や片づけ、手伝いにも積極的にやることにしていました。

ほとんどの人間は怠惰なものです。新しい患者さんの配当も避けたいという人もいました。

というのも、配当を受けると検査や書類の準備、計画の作成、計画のチェックを受ける、というたくさんの仕事が一度に舞い込むからです。しかし私は、どんどん配当してください!と手を挙げていました。

配当する係の方も、配当数を均一にしたい一方でやる気のない人には任せたくないという思いがあったようで、たくさんの患者さんを診させていただくことが出来ました。

その分、やる事は増えましたが、たくさんの治療をさせていただくことができ、その分、指導医の先生から教えていただく機会も増え、勉強になり、実践になりました。

そしは初診科でも同じでした。可能な限りたくさんの患者さんを診られるように進んで担当しました。担当外の患者さんも、手の空いた限り首を突っ込み、指導医の検査手順や診断の仕方を、たくさん身に着けようとしました。

正直、しんどい時もありました。周りが休んでいるのに・・・などと思ったり。

しかし、今、確実に身になっていると確信しています。


・経験は活きる

積極的、と関わると思いますが、結果的にたくさんの経験が出来ました。

よい経験ももちろんですが、失敗もたくさん経験しました。その中には、指導医がいたからこその、「失敗するところだったな!」という言葉もたくさんいただきました。それも最強の経験だと思います。身近で見てくれていて、いざとなったら代わってくれる指導医がいるからこそできる経験です。失敗する前に、それをしたら失敗するぞ、という事を教えてくれるのです。しかも、指導医の先生方は私の様な研修医をたくさん見ていますから、どうしたら失敗する、ちょっとの工夫で成功する、という事を細かく教えてくださいます。

まさに、求めよさらば与えられん、状態でした。

失敗は人を成長させます。が、失敗する前に成長できるのです。失敗が許されない医療、だからこその指導力だと思います。


・練習させてもらえた

診療室ではたくさんの器具・機械がそろえられています。そのなかで、マネキンや抜去歯を使ってたくさんの練習をさせてもらえた事も大変うれしかったです。練習するための部屋や準備をするのではなく、いつも診療してる場所で、いつも診療している器具で練習ができます。

それの何が?と思われるかもしれませんが、とても重要です。

それはハードルの問題です。練習場所を借りるのに申請が必要、場所が遠い、制限がある、など小さなハードルが練習にはたくさん存在します。ハードルは大きさだけではなく数も重要です。ハードルの大きさ・重さは、イコール言い訳のしやすさにつながります。やりたい気持ちがある、けど、が常に付きまといます。練習には負荷がかかります。大きく多数の負荷の前では強靭な意思も役には立ちません。

研修医時代の一年間で何本の抜去歯と何本の人工歯を削ったか、数えきれません。

臨床研修医時代だからこそ、やり抜くことが出来たと思います。



長くなってしまいましたので今回はここまでで失礼いたします。


歯科医師臨床研修の1年間はチャンスしかありません。

どうぞ全力で、挑んでいただきたいと思います。