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2022/08/07親知らずが埋まっている!?痛みも違和感もないが放置してもいいのか?

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。


皆さんの親知らずはどのように生えていますか?

横向きに生えていたり、歯肉の中に埋まって生えていて、

親知らずを抜くのに抵抗感があり、そのまま放置してしまっているという方も多いのではないでしょうか?


このような放置している親知らずはそのままでも良いのでしょうか!?

今回は埋まっている親知らずを放置してもよいのかどうか、詳しく解説します♪




親知らずが埋まっているとはどんな状態?

そもそも親知らずとは、一番前の歯から数えて8番目の歯です。10代後半から2030代の間に生えてきます。

親知らずという名前の由来は諸説ありますが、一説には親から自立して知恵を付け始めたころに生えてくる歯という意味で親知らずと呼ばれるようになったといわれています。


そんな親知らずですが、きれいに生えてくることもありますが、

半分埋まっていたり、全部埋まっていたりと完全に生え切れていない親知らずも多くあります。

どのように生えるパターンがあるのかというと


◇歯が半分埋まっている

半分埋まっている親知らずのことは「半埋伏歯」といいます。

よくあるパターンとしては、手前の奥歯によりかかるように斜めに生えてきている親知らずです。

しかし斜めに生えるといっても、実際は角度の度合いも傾いている方向も人それぞれとなっています。

半分埋まっている親知らずの場合は歯の頭の部分が一部見えている状態です。

しっかりと歯磨きをしないとむし歯になるリスクがあります。

親知らずが埋まっている!?痛みも違和感もないが放置してもいいのか?

◇全部埋まっている

同じように斜めに生えている親知らずとしても、完全に埋まってしまっている場合もあります。

また、斜めではなく、真横に完全に埋まっている親知らずもあります。このような親知らずのことを「水平埋伏歯」といいます。

真横になって埋まっている親知らずは、レントゲンを撮らないとご自身で生えていることに気づけません。

知らないうちに手前の歯の根っこを押してしまっていることも多く、親知らずが他の歯へ悪影響を及ぼすリスクが高くなってしまいます。

親知らずが埋まっているのを放置することで起こる問題とは?

親知らずの生え方の種類はわかりましたが、

このような親知らずを放置することでどのような問題が起きてしまうのでしょうか


◇顎の中で膿んでしまう

親知らずと歯茎の隙間から細菌が入り込んで膿んでしまうことがあります。膿んだ部分が広がると、顎の中の神経が圧迫されて顎の骨が腫れることもあります。


◇歯の根っこが押され溶けてしまう

親知らずが斜めに生えてきて、手前の奥歯の根っこの部分を突き上げてしまうと、磨き残しが親知らずと手前の歯との間に蓄積しやすくなり、残して使えるはずの奥歯の根っこがむし歯になりやすくなってしまいます。

磨き残しは長時間お口の中に滞留することでバイオフィルムという細菌の膜が形成され、炎症を起こし、歯を支えている土台となる骨である歯槽骨を破壊してしまいます。

こうして残せるはずの歯も、抜歯のリスクに晒されてしまいます。

親知らずが埋まっている!?痛みも違和感もないが放置してもいいのか?

◇親知らずと隣接している歯がむし歯や歯周病になりやすい

上記のように、親知らずとその手前の奥歯の間に磨き残しが滞留しやすくなることで、むし歯や歯周病の菌に感染しやすくなってしまいます。


◇口臭の原因となってしまう

磨き残しが溜まってしまうことにより、その磨き残しを餌にして細菌が増殖し、揮発性硫黄化合物のガスを発生させます。これが口臭の原因です。

細菌の増殖することによって歯茎に炎症が起こり、膿が出ることもあります。その膿もまた口臭の原因となってしまいます。


◇横向きに埋まっていると歯並びが悪くなる

親知らずが横向きに埋まって生えていると、親知らずが生えようとする力によってその手前の奥歯を押します。押された歯はさらにその前の歯を押していきます。この様な力は連鎖して前歯にまで伝わり、結果として前歯がガタガタの歯並びになることに影響してしまいます。




親知らずが埋まっていたらすぐに抜いた方がいいのか?

このように親知らずが生えていることによる悪影響がいくつか挙げられますが、やはり親知らずはすぐに抜いた方が良いのでしょうか?


◇他の歯に影響を与えていないのなら抜かなくてもよい

もちろん親知らずがまっすぐに生えてきていて、むし歯や歯周病のリスクを持たないなら抜く必要がありません。

しかし、それ以外の生え方をしていても親知らずの抜歯をしなくても良い場合があります。

親知らずを残しておいても良い場合は、『骨の中に完全に埋まっている場合』です。

親知らずが骨の中に完全に埋まっていれば、他の歯へのダメージや痛み、腫れなどを起こしにくいです。

歯科医院に相談し、何か起こさないと診断できれば、その親知らずをすぐに抜歯する必要性は低くなります。

親知らずが埋まっている!?痛みも違和感もないが放置してもいいのか?

◇抜かずに残しておくことで役立つ場合も

親知らずがむし歯や歯周病の影響を受けず健康に生えている場合は、その親知らずを抜かずに残しておくと、活用できる可能性もあります。

以下のようなケースで活用可能です。


・他の歯を抜歯した際に移植に使える

・手前の歯のブリッジとして使用できる

・歯科矯正で親知らずを支えとして移動することができる


このように親知らずを残しておくことで、他の歯が関係する治療に役立てることもできます。

歯科医院に相談するときには、親知らずを抜くか抜かないかだけではなく、お口全体の治療方針を踏まえて相談していきましょう。


親知らずが完全に埋まっていても検査は必要

親知らずが完全に埋まっているとしても、その親知らずを残しておいても良いのかどうかは、歯科医師の判断となります。

お口全体の環境をみて、抜歯が必要かどうかが決まるため、歯医者さんで検査をしてもらいましょう。

また、お口の中の環境は徐々に変化します。定期的にレントゲンの撮影やお口の検査を受けて、より健康なお口をキープしていきましょう!

親知らずが埋まっている!?痛みも違和感もないが放置してもいいのか?

まとめ

今回は埋まっている親知らずは放置していてもいいのか?という点でお伝えしました。

親知らずは生え方によっては、悪さをしてしまうケースも多いです。抜歯をした方が良いと診断された場合には、悪さをして他の健康な歯や歯茎に影響が出る前に抜歯することをお勧めします。

しかし、親知らずを残しておいた方が良いケースもあります。

歯科医院でしっかりと検査をして、最善の治療ができるようぜひ相談してみてくださいね。

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座