高齢者歯科

高齢者歯科

当院の高齢者歯科とは、脱介護を目指し口腔機能の回復・維持・向上を目的としております。
様々な疾患、疾病などを抱え、食べれないことを当たり前としている方を、健康的な生活を送るお手伝いの一つとして、口腔ケアや義歯の作成、治療、食事指導などを行います。
また、今は特に何も問題を抱えていない方も、これからもずっと健康的な生活を送っていただけるようにメインテナンスでもお手伝いをさせていただきます。

なぜ今高齢者歯科が必要なのか?

日本人の3大死因は長らく「がん、心疾患、脳血管疾患」でした。
しかし、近年肺炎が第3位になりました。
これは、医療の進歩により脳血管疾患を直接的な原因として死亡する人は減少したものの、その一方で脳血管疾患で救命された人が嚥下障害という後遺症が残り、誤嚥性肺炎を発症して死亡する人が増加したことを示します。
高齢者肺炎の多くは誤嚥性と言われています。一度肺炎を起こすと、嚥下反射・咳反射の低下、免疫低下により発症を繰り返すという特徴があります。

嚥下反射や咳反射は脳から気管へ信号を送り、起こります。
しかし、脳血管疾患などで麻痺があると脳からの信号が低下して嚥下反射や咳反射が起こりにくくなります。

誤嚥性肺炎の3大リスクは①口腔・咽頭部の微生物の増加、②気管への菌の侵入、③感染防御機能の低下です。これらが重なることによって起こります。
特に、①の微生物の増加は唾液量の減少や、口腔清掃不良などが主な原因です。
高齢者の方は、唾液の分泌量の低下をするだけでなく、様々な合併症などで手足の不自由、欠損歯が増えることでの口腔清掃不良などが起こりやすいです。

しっかりと食べられる環境を整えること、食べた後のお口の環境を整えることのサポートをうえの歯科医院は、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士などチームでフォローを行います。

治療方法

患者様のなかには高血圧症、心臓病、糖尿病等、色々な合併症を持った方がいらっしゃいます。
そのような方々にも安心してお口の治療を行なっていただけるよう必要に応じて心電図、血圧計、動脈血酸素飽和度計を使用し、全身管理の下で治療を行なうことができ、普段通りの虫歯治療や歯周病治療、外科治療などを行います。
また、糖尿病患者の方は歯周病が悪化しやすくなることが指摘されています。
その場合には、歯周病検査や通っている病院ともお手紙のやり取りを行わせていただいて、全身の状態を把握しながら治療を進めさせていただきます。

年齢が高くなったらどのような事に気を付ければいいの?

お身体が不自由になる可能性が高くなる高齢者の方は、口腔内の清潔さを保つことが難しなることがあります。
お口の中の歯垢がきちんと掃除されていない状態では、食物や唾液が無意識のうちに気管に吸飲されてしまう誤嚥性肺炎を引き起こし、命を落とす原因になる可能性があります。
また、高齢の方の中でも特に、脳梗塞の発作を起こされた方は後遺症として食事の際に飲み込みがうまくできないためにむせてしまうことがあります。
口腔ケアだけでなく、病気のこともスタッフ全員で把握しながら食事についてもアドバイスをさせていただき、うえの歯科医院でのチーム医療の実現を行います。

来院時に気をつけることはあるの?

以前に通院していた方、現在通院中の方は問診票に記載してください。また、服用しているお薬の種類もお知らせください。
お薬によっては、当院で処方するお薬の効果を強くしてしまうものと、逆に効果を弱めてしまうものがあります。
また、処方されているお薬の種類が変わった時はお知らせいただき、またお薬手帳もお持ちください。 お薬の手帳や、処方されたお薬の説明書をお持ちの方は来院時にお持ちください。