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2021/05/27最新!糖尿病治療について!~知る編~

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院

歯科衛生士の高橋です。


最近気温がどんどん上がってきて、蒸し暑さもでてきましたね

マスク生活も引き続きありますので、熱中症に関しては

今から十分に注意していきましょう!


今日は何度だって知る必要のあるテーマです!

今回は「最新!糖尿病治療~知る編~」についてお話していきます。


歯科と糖尿病の関連性が出てきてからもう何年もたち、

関係があるもの!ということを認識されてている方も増えてきています!

それはとても嬉しいことではあります!


今回はより詳しく知ってもらって、理解を深めていただければと思います。


目次

■糖尿病についての現状

■糖尿病、これだけは知っておこう!


こちらでお話を進めていこうと思います!




■糖尿病についての現状


・現状の有病者数

糖尿病の有病者と糖尿病予備軍は合わせて約2000万人いるといわれています。

日本の人口は約1億2000万人なので、人口に占める割合はおおいですよね…

年齢が増加するにあたり、有病者は増え、有病者の割合は年々増加傾向です。

割合だと、どちらかというと男性が多いようです。


・合併症の多さから、国の課題

糖尿病は、眼や腎臓、心臓や脳血管など関連があると言われていた合併症の他、最近では

がんや歯周病などのさまざまな病気とも関りがあると言われています。

中でも、「糖尿病腎症」は特に医療費のかかる人工透析の原因になることから

重症化予防が大きな課題です。

国は、糖尿病を重要疾患のひとつとして位置づけています。


・糖尿病の診断、治療を受けていない人も?

糖尿病がある方の多くは、健康診断で血糖値の異常を指摘されたり、他の病気で医療機関を

受診した際に高血糖を指摘されるなどして糖尿病と診断されたりするほか、糖尿病の症状を感じて医療機関を

受診して発覚することもあります。

糖尿病と診断された方は、合併症予防のため、食事療法や運動療法を行い、医療機関の受診を継続することが

望ましいとされています。

しかし、検査を受けてないまま、糖尿病であることを気づいていない方、診断されたのち治療を開始しても

途中で中断をする方もいます。特に、40代の男性は治療を受けている割合が他よりもかなり低いです。




■糖尿病、これだけは知っておこう!


・糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる病気

糖尿病とは、インスリン作用不足に基づく慢性高血糖を主徴とする代謝症候群です。

人間の体は、エネルギーとしてブドウ糖を利用します。

健康な人では、血糖を下げるホルモンであるインスリンが膵臓から出て、血糖の量を調整します。

糖尿病は血糖値の高い状態が続く病気ですが、これはインスリンが出にくくなったり、インスリンの効きが悪くなったりすることで

起こります。

血糖値の高い状態が続くと、様々な合併症を引き起こし、生命を脅かすこともあります。


糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があります。

1型糖尿病は、インスリン合成・分泌する膵β細胞の破壊によって発症します。

毎日数回のインスリン注射をするなど、生命の維持のためのインスリン療法を行います。

2型糖尿病はインスリンの作用が不足する状態で、遺伝的要因に運動不足や食べ過ぎなど生活習慣が加わって発症します。

糖尿病患者の95%が2型糖尿病の、中高年に多いです。



・血糖値とHbA1c

血糖値は1日の中でも変動が大きな値

糖尿病の診断には、高血糖状態が続いているかどうかを診るために、血液検査で血糖値を調べます。

通常の採血で測定される血糖値は、静脈血漿のブドウ糖濃度です。

ただ、血糖値は食事の摂取の有無や、食事内容、日々の体調などで変化が大きい検査値です。

実際、糖尿病の診断基準には、空腹時血糖、随時血糖、食後血糖といった異なる値が設定されています。


HbA1cは安定している

糖尿病が疑われる場合は、血糖値と同時にHbA1cの値を測定します。

HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映しますので、当日の食事や運動などの短期期間血糖値の影響を受けません


・血糖値が高いとなぜいけないのか?

血糖コントロールの重要性

健康な人でも、食事をすると血糖値は上がりますが、その変動は比較的小さいものです。

しかし、糖尿病の患者さんはインスリンが働かないことで、血糖が調整されないため、食後の血糖値の変動が大きくなります。

血糖値が高くなると、そのたびに全身の血管や神経にダメージを与えるため、様々な合併症につながります。


ここを、もう少し詳しくお伝えすると、糖とタンパク質が合わさることで糖化反応が起こり、タンパク質が変性・劣化します

これは、パンが焦げることと同じです。


最新!糖尿病治療について!~知る編~


高血糖が持続し細胞が焦げて傷つくことで、抵抗力が下がり、

感染しやすくなったり、動脈硬化により、血管の流れが悪くなったりもします。

また、傷も化膿しやすくなり、治りも遅くなります。

1度傷ついた血管や細胞は元には戻りません。だからこそ、早期からの予防が重要なのです。

血糖のコントロールが不十分な人は、日々の食事によって血糖値が急激に上昇し、血管が繰り返し傷つけられてしまいます。


・糖尿病は治すよりも、コントロールする病気

糖尿病は治す病気ではなく、コントロールしていく病気といわれています。

糖尿病治療のゴールは、健康な人と変わらない日常生活の質の維持と、健康な人と変わらない寿命の確保です。

そのためには、合併症の発症や進展を阻止するために、血糖や血圧、脂質の良好なコントロール状態を保つことが大切です。


しかし、初期では目立った自覚症状がないために、糖尿病と診断された時点ですでに合併症が進行していることもあります。

また、なんともない、と思い込んで治療の必要が理解されない、血糖コントロールが良くなったため、治った!と思って

治療をやめる。医療費が負担になり通院をやめるなど、患者さんが自己判断で治療を中断し、悪化することもあります。




皆さんいかがでしたか?

結構怖い病気です…また、なかなか理解されない病気でもあります。。

次回は治療についてお話を進めていきますね!