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2025/09/11親知らずを抜く年齢は何歳が多い?生える前兆や抜歯の危険性を解説

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜 歯周病治療のうえの歯科医院 歯科助手・管理栄養士兼トリートメントコーディネーターの高岡です。


親知らずは「第三大臼歯」とも呼ばれ、

10代後半から20代にかけて生えてくることが多い一番奥に生えてくる歯です。

しかし、生え方や生える位置によってはトラブルの原因になり、抜歯をすすめられることも少なくありません。


この記事では、親知らずが生える前兆・抜歯をすべき理由・年齢ごとの注意点について、歯科医院の患者様向けに詳しく解説します。

親知らずを抜く年齢は何歳が多い?生える前兆や抜歯の危険性を解説



■親知らずが生える前兆


親知らずは突然一気に生えてくるわけではなく、事前にいくつかのサインが見られます。以下のような症状が出た場合は、親知らずが動き出している可能性があります。






  • ・奥歯のさらに奥にうずくような痛みや違和感を感じる

  • ・歯ぐきが腫れたり赤くなる

  • ・食べ物が奥に詰まりやすくなる

  • ・口臭が強くなる

  • ・奥歯周辺がむずがゆい感覚になる

  • ・歯磨きがしにくく、磨いてもスッキリしない

  • ・片側だけ顎の奥に圧迫感を覚える




これらは、親知らずが歯ぐきの中で動き出し、表面に頭を出そうとしているサインです。


ただし、まっすぐ正常に生えてくる人もいれば、横向きや斜めに生えて歯ぐきに埋まったまま炎症を繰り返す人もいます。症状が出た段階で歯科を受診すると、早めにリスクを把握できます。

関連記事:親知らずが生えてくる前兆は?生えはじめの症状や抜くべきかどうかも説明!

親知らずを抜く年齢は何歳が多い?生える前兆や抜歯の危険性を解説



■親知らずを抜歯すべき3つの理由



親知らずは「痛くなったら抜く」イメージがありますが、実はトラブルを未然に防ぐために早めに抜歯を検討するのが理想的です。主な理由は以下の3つです。






◆虫歯や歯周病になるリスクが高い


親知らずは一番奥にあり、歯ブラシが届きにくいため、汚れが残りやすいのが特徴です。斜めに生えて隣の歯と隙間ができると、親知らずだけでなく隣の歯まで虫歯や歯周病になる危険性があります。



◆歯並びが悪くなる

横向きに生えてきた親知らずは、手前の歯を押す力が加わり、前歯が少しずつずれて歯並びが乱れることもあります。せっかく矯正した歯並びに悪影響を与える場合もあるため、注意が必要です。


◆口臭を予防できる

親知らずの周囲は歯垢や食べカスが溜まりやすく、炎症を起こしやすい部位です。細菌が増えると慢性的な口臭の原因になることもあります。抜歯によって清掃性が改善し、口臭予防にもつながります。










■親知らずを抜くタイミング

親知らずは一般的に17~22歳頃に生えてくることが多いですが、30代以降になってから生えてくる人もいます。


抜歯のタイミングとしては、20代前後に抜いておくことをおすすめします。


なぜなら、若いほど骨が柔らかく、歯の根の形も単純であるため、抜歯が比較的容易で回復も早いからです。


一方で、30代以降になると骨が硬くなり、抜歯後の腫れや痛みが強く出やすい傾向があります。


「まだ痛くないから大丈夫」と放置するのではなく、早めに歯科で相談するのが安心です。


親知らずを抜く年齢は何歳が多い?生える前兆や抜歯の危険性を解説



■【年齢別】親知らずを抜歯する危険性


親知らずの抜歯は、年齢によってリスクやメリットが異なります。それぞれの年代における特徴をまとめました。







◆10代の場合

・生えはじめの段階で抜歯すると、歯根が未発達なため比較的簡単に抜ける

・骨も柔らかく、回復が早い

ただし、まだ完全に生えていない場合もあり、歯科医師による慎重な判断が必要



◆20代の場合


・最も抜歯に適した時期

・歯根が完成しているが、骨がまだ柔らかいため手術が比較的スムーズ


  • ・将来的なトラブルを防ぐため、この年代での抜歯が推奨される



◆30代の場合

・骨が硬くなり、抜歯が難しくなることもある


  • ・術後の腫れや痛みが強く出る場合がある

  • しかし、放置すると炎症を繰り返しやすいため、早めの抜歯が望ましい



◆40代の場合

・骨がさらに硬くなり、抜歯の難易度が上がる

・全身疾患(糖尿病や高血圧など)がある場合、術後の治癒に影響する可能性がある

・術前検査や体調管理をしっかり行うことが重要


◆50代以降の場合

・骨が脆くなり、歯根が周囲の骨と強く癒着しているケースがある

・抜歯時に骨折や神経損傷のリスクが高まる

高齢になるほど持病や服薬の影響も考慮が必要

・必要性がなければ、無理に抜かず定期的に経過観察するケースもある



関連記事:インプラント治療は老後が悲惨になる?絶対にだめと言われる理由とは



■まとめ

親知らずは「痛くなってから抜く」よりも、将来のリスクを見据えて早めに対処することが大切です。

特に20代前後は抜歯の負担が少なく、予防的に抜くには最適な時期といえます。

親知らずに違和感がある方や、抜いた方が良いか迷っている方は、まず歯科医院でレントゲン検査を受け、状態を確認してもらいましょう。うえの歯科医院では、親知らずに関わる診断や抜歯、術後のケアまでサポートしています。

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。


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