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2020/04/02口は身体(からだ)の外(そと)

新型コロナウィルスが流行っております。

皆様、防疫対策はお済みですか?


こんにちは。

うえの歯科医院の米長です。

「口の中は身体の外」

この表現に、違和感を覚える方は

いらっしゃいますか?


もし違和感を覚えたなら

この記事に読む価値ありです。


生物の身体は

基本的に「上皮(じょうひ)」という

「皮(かわ)」に守られています。

この「皮」はデスモソーム結合ないしヘミデスモソーム結合というバリアを持っているため

細菌やウィルスから守ってくれています。


「上皮」には

「皮膚(ひふ)」と「粘膜(ねんまく)」

があります。


腕や足、顔などを覆っているのは「皮膚」

眼・鼻・口・肛門・性器、以外が

「皮膚」に守られています。


一方で

眼・鼻・口・肛門・性器は、「粘膜」に

守られています。




口の中や鼻の中は手や足と比べると

何か違いますよね?



これは「角化(かっか)」の違いです。

身体がケラチンをたくさん作ると

角化して皮膚に

身体がケラチンを十分に賛成しないと

角化せず粘膜に  なります。



これら「皮膚」と「粘膜」が

身体の外と内を隔てています。


そう考えると

「口の中は身体の外」

になる訳です。


学生の時にある先生はこう仰いました。


「呼吸器・消化器は身体の外にある」


これは極論かもしれませんが


嘘でもありません。




細胞の一つひとつを身体と捉えるならば


口・鼻と肺(呼吸器)

口と胃と、腸、肛門(消化器)などは

身体の外にあたる訳ですね。




そこで重要になるのが「口」であります。

誰しもが「身体」と捉えながら

組織学的に「身体の外」である「口」

そこを守るのが歯科なのです。



ここでクイズです。

『生物の身体は基本的に

「上皮(じょうひ)」という

「皮(かわ)」に守られています。』

と述べましたが例外があります。


『皮に守られていない』

それはどこでしょうか?


ヒント①

私は歯科医師です!



ヒント②

私は歯周病をなくしたい!!



ヒント③

答えは二つあるよ!!!







正解は

「歯」と「歯周組織の一部」

です!



身体は皮膚や粘膜によって

内と外を隔てています。

これは殆んどの生物に共通しています。

捕食・咀嚼をするために得意的に発達した器官は

・攻撃の手段でありながら

・弱点ともなりました。



身体の外と内を分け隔てる唯一の弱点となったのです。

それが「口」であり

「歯」と「歯周組織の一部」

です。




口は食事によって傷つきます。

また歯周病や齲蝕(うしょく: 虫歯のこと)

によって障害されます。




傷ついた部分にばい菌やウィルスがやって来ると

「感染」してしまいますよね。




歯をみがかないと風邪にかかりやすい



なるほど と思いませんか?

傷口から微生物が入ったら、感染する。



だから、

みなさん歯を磨きましょう。

徹底的に。




コロナか流行している

今だからこそ

歯みがきです!



歯みがきが世界を救う!

かもしれませんよ?


うえの歯科医院では歯磨きの仕方についてもアドバイスしています。

ぜひ気になる方はご相談ください!