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2020/07/16受賞しちゃうかも!?自由研究のアイデア ~誤嚥性肺炎~

こんにちは!鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高橋です♪




今回は夏休みにあわせて、自由研究のアイデアをご紹介したいと思います!

自由研究といえば、実際にやるのは楽しいのですが、

なかなかアイデアが浮かばなかったり、材料をそろえるのが大変だったり・・・

夏休みの宿題の中では、残ってしまいがちですよね。



うえの歯科医院からは、2020年の夏休みにあわせて、三種類の自由研究のアイデアをYouTubeにてご紹介する予定です!

ぜひご覧ください

 



さて今回紹介する自由研究のテーマは「とろみ」です。

色々な食べ物や飲み物がありますが、

サラサラしたものやどろっとしたものがありますよね。

このような食べ物の特徴に着目していきます!



■とある病気と関連している「とろみ」

◇なぜ、「とろみ」に注目?


なぜとろみに注目するのかというと、今話題のある病気と関連があるからです。

それは「肺炎」です。

肺炎とは、皆さんが呼吸をするときに使う肺が細菌やウイルスに感染してしまう病気です。

「新型コロナウイルス」の感染も肺炎のひとつですね。

肺炎では風邪と似た症状がみられます。



◇近年話題の誤嚥性肺炎


なかでも我が国で問題となっているのは「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」です。

小学生、中学生のお子さまたちには、なじみのない難しい言葉かもしれません。


誤嚥性肺炎とは何かというと・・・


◇食べ物を飲み込んだ後はどうなっているの?

皆さんの喉の奥には、二つの管が通っています。

一つ目は、空気が通る気管、二つ目は、食べ物や飲み物が通る食道です。

受賞しちゃうかも!?自由研究のアイデア ~誤嚥性肺炎~

皆さんは食べものを食べるときに、自動的に食べ物が気管に入らないようにフタをします。

そして、食道に食べ物や飲み物が通るようにしています。


このふたをする時に、「反射」が働きます。

「反射」とは何かというと・・

例えば、自分の顔に何かが飛んできたとき、思わず目をつぶってしまいますよね。

このような時、脳は危ない!判断して、「目をとじて!」と目の筋肉に指令を伝えます。

このように脳の指令を神経を通して筋肉に伝えて反応することを「反射」といいます。



この反射がなんらかの原因でうまくいかず、神経と筋肉がうまく働きあわないと、

間違って気管に食べ物や飲み物が入ってしまい、むせてしまいます。

皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか?

このように誤って飲み込むことを「誤嚥」といいます。




■現代の日本の社会問題

◇誤嚥の問題点


この「誤嚥」をしてしまうだけでも困りますが、それ以上にお口の中にいる悪い細菌が食べ物や唾液と一緒に気管に間違って入ってしまうと、肺が細菌に感染してしまい、最初にお話しした「肺炎」にかかってしまうのです。


特にご高齢の方は、飲み込む時の反射の働きが弱ってしまったり、筋肉の力が弱まってしまうことで、誤嚥することが多くなってしまいます。


また、皆さんの持っている唾液はお口の中をきれいにする効果ももっていますが、

ご高齢の方ほど、唾液の量が減ってしまい、その分お口の中の細菌も増えやすくなってしまうため、肺への感染の危険性が高いのです。



 そんな中、日本は今、高齢社会ですね。

お年寄りの数が27.3%(総務省H28年度)となり、3人~4人に一人は65歳以上の方となっています。

その分、誤嚥による肺炎、誤嚥性肺炎にかかって亡くなってしまう方々も増え、

日本人の死の原因の上位に誤嚥性肺炎が入ってきています。


誤嚥の怖さ、伝わりましたか?



 

■どうやって食べ物を食べているの?



◇食べ物を食べるステップ

食べ物を食べるときは反射で食べ物が食道を通るようにしている、とお伝えしましたが、

私たちが食べ物を食べる時は、他にもいくつかの反射が働いています。


食べ物を食べるときの段階をみていきましょう!




    先行期

まずは食べ物の認識です。

これが食べ物だ!ということを認識し、

どのくらいの量・かたさ・熱さかを経験から予測して、食べる準備をします。

これを「先行期」といいます。


   準備期

続いて、食べ物をもぐもぐとかみます。

食べ物を歯でかみ、唾液と混ぜ合わせて、飲み込みやすくまとめていきます。

これを「準備期」といいます。


    口腔期

まとめた食べ物の塊を喉におくります。

これを「口腔期」といいます。


   咽頭期(いんとうき)

食べ物を喉から食道へと送ります。

この時に、喉の奥に食べ物が触れることで、反射で気管にふたをします。

これを「咽頭期」といいます。


    食道期

最後に食道へ入った食べ物を胃に送ります。

これを「食道期」といいます。



 

以上の5つの段階を経て、私たちは食べ物を食べています。



 


でも普段皆さんが食べるときには、

これは固そうだから唾液をたくさん出そう!とか、

そろそろ食べ物がこまかくなったから飲み込もう!とか、

よし!気管にはいらないように蓋をしよう!とか

意識していませんよね?


これを毎日無意識で行っているのです。


こんなに反射が働いているんですね。



 

■誤嚥しないために必要なのは?

このように5つの段階の反射がありますが、

誤嚥しないためには、今回のテーマである「とろみ」を食べ物や飲み物につけることがとっても効果的です。



その理由は二つあります。


・とろみをつけると、食べ物や飲み物を喉へゆっくりと送ることができるから。


・とろみをつけると食べ物をまとまりやすくし、簡単に飲み込めるようになるから。



とろみをつけることで、反射までの時間をのばしたり、筋肉の力が落ちていても食べやすくしてくれます。



 


■実験してみよう!



今回は、飲み物にとろみをつけてみました。



お水やお茶は、さらさらとしていて、誤嚥をしやすい食品です。



とろみのつけ方で、どのくらい食べ物が通る速度が違うのか、みていきましょう!



 



〈用意するもの〉

・麦茶(水もしくはお茶)   150

・とろみ剤(ドラックストアや通販で購入できます。)  3g

・小さい泡だて器

・計量カップ

・透明なカップ

・ストップウォッチ

・タイマー

・小さいスプーン

受賞しちゃうかも!?自由研究のアイデア ~誤嚥性肺炎~

〈手順〉

    とろみ剤0.5gを計量カップに入れ、麦茶を50㎖の目盛まで入れます。

受賞しちゃうかも!?自由研究のアイデア ~誤嚥性肺炎~

     小さい泡だて器で一分間、よく混ぜます。

     小さいスプーンでとろみのついた麦茶をすくい、透明なカップをつたわせて、どのくらいの秒数で底までつくのか測り、記録します。

     ②で混ぜた麦茶を3分、5分放置した後、③と同じようにカップにつたわせ、どのくらいの秒数で流れるのかを同じように計測していきます。

     ①のとろみ剤の量を1g1.5gと変えて、②~④の手順を繰り返します。


受賞しちゃうかも!?自由研究のアイデア ~誤嚥性肺炎~

■結果



結果に関しましては、ぜひ動画をご覧ください!!






 



実際にやってみたい!という方は、あえて動画を見ずに、自分で考察してみるのも楽しいですね!




■まとめ


・たくさんいらっしゃる高齢者を守るためには、あやまって飲み込んでしまう、誤嚥を防ぐことが大切!


・誤嚥しないためには、まずはお口の中を清潔に保つことが大切!


・高齢者のお食事の状況にあわせて、とろみをつけて美味しくたのしく食事をしましょう!



このように社会の状況にそった内容にすると、もしかしたら自由研究で良い評価をもらえるかも!?

ぜひ今、周りで何が起きているのか?それを解決するためには、何が大切なのか?リサーチしてみてくださいね♪