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2020/07/12【医師監修】インビザラインの失敗例!出っ歯になる場合もある?

今日は今大人気のマウスピース矯正についてお話させていただきます。

マウスピース矯正の中でも一番人気は「インビザライン」です

世界中でも圧倒的なシェアを誇っています。

今日はいろいろなマウスピース矯正の中から「インビザライン」の特徴を交えながら

インビザラインを失敗せずに行っていくようなコツもお話させていただければと思います。



■インビザラインで起こりえる、失敗例

インビザラインを行ったが、失敗になってしまう例をお伝えします!

◇歯列(歯並び)が悪くなってしまうケース

インビザラインは歯並びや噛み合わせを整えるための矯正治療ですが、正中(歯並びの中心の位置)が

合わなくなってしまうケースがあります。

見た目を重視すると、起こることが多いようです。


◇噛み合わせのバランスが悪くなってしまうケース

インビザラインの最大の特徴であり、成功の鍵は「治療計画」です。

今の自分の歯の現状から、希望や理想の歯並びを患者様からお聞きして

その理想に限りなく近づけていくための治療計画を歯科医師が作り上げます。

コンピュータを使っての3D分析も行うのですが、最終確認はやはり経験豊富な歯科医師が行います。


「きれいに並んでいる歯」のみを求めてしまうと、噛み合わせが崩れてしまい、奥歯だけで噛んでしまうような場合や、噛み合わせがずれてしまうことがあります。

そうなってしまうと、せっかく歯はきれいに並んでも、お口の中のかみ合わせが悪いと

顎の痛みに繋がってしまったり、歯を早く喪失してしまう原因になってしまったりします。



◇歯ぐきが下がってしまうケース

矯正治療は歯を動かすので、歯ぐきが下がってしまって歯が長くなったような見た目になることがあります。

無理な力を加えすぎたり、マウスピースを適切に使わないと起こりやすいので、

しっかり順番通りのマウスピースを使用すること、またマウスピースはしっかり歯にはめることをお勧めします。

また、いい加減な治療計画も歯ぐきが下がってしまう原因にもつながるので、治療計画をしっかり話してくれる歯科医院がいいと思います!

このどちらも、インビザラインだからこそではなく、ワイヤー矯正を選んでも起こりえます。

しっかり治療計画を伝えてくれる医院、矯正だけでなく、お口全体をしっかり診てくれる医院のほうがいいと思います。


◇インビザラインに失敗すると出っ歯になる?

インビザラインで歯を移動させますが、移動のやり方がうまくいかないと前と比べて出っ歯になってしまうこともあります。

奥歯を、より後ろに動かそうとする治療の場合、奥歯がうまく動かないと前よりも出っ歯になってしまうことがあります。

このように動きが悪いと、前より出っ歯に感じることがあります。

このまま無理に治療を続けると歯ぐき下がりにつながることもあります。


■インビザラインで失敗する2つの原因

上記に示したインビザラインの失敗には、2つの原因があります。

まずは、この2つを防ぐようにするだけでも、素敵な歯並びに繋がります!



◇矯正中に歯周病やむし歯になってしまった場合

常にマウスピースをつけている状態なので、むし歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。そのため、むし歯や歯周病が進行してしまうことがあります。

矯正前にしっかり治療を終えることをお勧めします。また、それと合わせて自分でしっかり日々歯磨きができるような方法を身につけましょう!

歯科衛生士による歯磨き指導とかは、積極的に受けることをお勧めいたします。

もし、矯正治療中にむし歯や歯周病が進行してしまうと、治療を一時中断しなければならなくなり、期間が長引いてしまう可能性があります。

マウスピースを全てもらったからもう歯科医院に行かなくていい!ではなく、

歯の動いている状態、進行状況のチェックに合わせて、むし歯や歯周病がないかもしっかり診てもらうようにしましょう。もし、その時に歯磨きがうまくできているかのチェックも受けるといいかもしれません。

変化していく歯並びに、ケア方法は変わってくるのでぜひ定期的に診てもらうことをお勧めします。

また、チェックだけでなくクリーニングも受けることで、歯周病やむし歯予防ができますよ!


◇マウスピースの装着時間が不足していた場合

インビザラインはマウスピースは基本的に1日22時間以上の装着をお願いしています。

その時間を全部使って歯を動かしています。

これは必要な時間です。この時間を全て使ったとして、治療計画が作られるので装着時間をまずはしっかり守る必要があります。

矯正治療はどうしても患者さんの協力がとても大切になります。

基本的にお食事以外のすべての時間はつけるようにしましょう

この機会をつかって、ついでにダイエット(間食防止)なんて考えもポジティブでいいかもしれませんね!

つけなきゃ、やらなきゃばかりではなく、この矯正期間中に一緒にダイエットチャレンジしてもいいかもしれませんね!きれいな自分をトータルで手に入れられると思いますよ!




■インビザラインで失敗しないために必要なこと

失敗例を聞いて少し、怖いと思ってしまうかもしれませんが

事前にしっかり調べることや、実際に相談・カウンセリングを受けることで

この失敗を防ぐことができます。

そのためのポイントは、以下の5点です


◇経験豊富な歯科医院で矯正を行う

矯正診療を行っている歯科医院であること、しっかりそれが明記されている医院のほうがいいと思います。

実はやっていた、という医院はあまり矯正経験が少ないのかもしれません…


◇不安な点や疑問点は担当医に相談する

治療計画を先生がしっかり伝えてくれると思うのですが、もし疑問や不安なことがあれば遠慮せずしっかり先生に聞くことをお勧めします。

また、その時にしっかり自分が話しやすい先生である方がなおよいと思います。

矯正治療は1度行けばよいというわけではなく、何度も通う必要があります。

通いやすいだけでなく、相談しやすい環境があると尚よいといいと思います。


◇装着時間を守る

インビザラインで失敗しないために必要なのは、規定されているマウスピースの装着時間をまずはしっかり守ることです。

装着時間は説明を受けると思いますが、1日20~22時間と言われています。

基本的にはお食事、歯磨き以外は常につけている状態です。

一度の型どりで、その後の計画が決まりますので、しっかりと装着時間を守らないと次のマウスピースに進めず、

型どりのやり直しを行う可能性があります。


◇治療後は保定をする(リテーナーを使用する)

インビザラインに限らず、他の矯正治療に対していえることでもありますが、

後戻り(元の歯の位置に戻ってしまう)リスクがあるため、リテーナーという

歯が動かないように維持するためのマウスピースを使ってもらいます。

治療終了後は、戻りやすいためその後1年くらいはマウスピースを使っていてもらいます。

そこでしっかり使えると後戻りを防ぐことができるので、もうひと頑張りが必要です。



◇口腔内は清潔に保つ

むし歯や歯周病になってしまうと、治療が長引いてしまうことがあります。

定期的にクリーニングを受けること、またむし歯や歯周病のチェックも定期的に受けましょう。

そして、一番大切なのは歯磨きです。この歯磨きをまずは身につけましょう。



こちらもご参考ください

【リテーナーをさぼったら入らない?痛くてつけられない時の対処法とは】


■まとめ

以上のポイントをしっかりおさえて、医院選びを行いましょう。

値段なども、確かにポイントの一つですがそれだけで選んでしまうのは、失敗に繋がってしまうので、まずはよく考えて選びましょう!



うえの歯科医院でもインビザラインを行っております。

当院では、一般診療も行っているのでむし歯・歯周病のチェックも全て行います。

そのため、むし歯や歯周病治療のためだけに他の医院に行くことはないです。

また、トリートメントコーディネーターもいるので、気軽に相談できる場が整っています。

先生も親身になって治療計画を提示してくれるので、気になることも聞くと豊富な知識で全て答えてくれます。

もし、インビザライン・マウスピース矯正を選ぶときにどこにしようか考えている場合は、ぜひ当院にも気軽に相談しに来てください。

ご予約はお電話にて承っております


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