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2022/02/20入れ歯って何歳から?

こんにちは!

鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん!

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周病治療うえの歯科医院

歯科助手・管理栄養士の中西です。

今回は入れ歯は何歳から使用できるのかについてご紹介します。


■何歳から入れ歯になる可能性がある?

 入れ歯と聞くとなんとなくお年寄りのイメージがあるという方も多いのではないでしょうか?実はそんなことはないんです!


〇10代から入れ歯になることも、、、

 基本的には10代で入れ歯になる人はそう多くはありません。なぜならば、むし歯等で歯を失った際の選択肢としては、入れ歯だけでなくブリッジやインプラント等の方法もあるからです。しかし、奥歯がなければ、ブリッジを作ることができません。そのため、片側で一番奥と二番目の大臼歯という2本の歯が失われた時が入れ歯の使い始めとなることが多いです。

10代で歯を失い入れ歯を必要とするケースでは、事故などのアクシデントがあったり、何らかの疾患を治療するための薬でドライマウスを起こし、口の中の環境が悪化したことが引き金になってむし歯になったりする場合が例として挙げられます。

また、乳歯が抜けた後には永久歯が生えて来るのが一般的ですが、中には生えて来ない人もいて、どうしても部分入れ歯が必要になる場合もあります。

歯を失ってしまう原因には人それぞれさまざまな環境や条件があるため、年齢だけで判断できない部分もあります。

 

〇70代を超えると半数以上が入れ歯を使用している!

 入れ歯自体の使用率は、50~54歳で7.2%、60~64歳で22.8%、70~74歳で52.9%、85歳以上で92.6%となります。

70代以上の方の2人に1人は入れ歯を使用しているというデータもあるように、年を重ねる程入れ歯使用率が高くなっていることがわかります。

 

■入れ歯は何歳から使用できる?

〇幼児でなければ年齢制限はない!

 入れ歯治療に年齢制限はなく(赤ちゃんや幼児を除く)、必要であればどの世代でも入れ歯治療をうけることが可能です。

しかし、年齢が若い人ほど入れ歯に抵抗を覚える人も多く、入れ歯治療に一歩踏み出せないでいる人も少なくありません。  

入れ歯治療に踏み出せない理由としては、「入れ歯は金属の引っ掛けが見える」、「高齢者が使用するイメージが強い」などがあります。

一方でインプラントは治療費が高価、外科手術が必要という理由で踏み出せないということもあります。


〇インプラントは年齢制限がある。

 インプラント治療は、未成年の場合、骨の成長が未発達であるためインプラント治療ができません。


■入れ歯を躊躇した際に起きるトラブル

 入れ歯に対する抵抗感から、入れ歯を使用しないという選択をすると様々なトラブルを引き起こす原因となります。


〇食事がしづらくなる

 歯がしっかりとかみ合っていない状態だと食事がしづらくなります。

歯を失ってしまった状態だとうまく噛めなくなり、食物が細かくなる前に飲み込むようになってしまうため、胃や腸に負担がかかるようになります。また、しっかり噛めないことで唾液の量も減ってしまい、消化の妨げにもなります。


〇外見に悪影響を及ぼす

 お口が人に与える印象はとても大きく、歯が抜けたままだと他人からの印象が悪くなってしまいます。普段はあまり人の歯を意識して見ない人であっても、相手の口の中に歯がない場所があると気になるものです。また、それを気にして、思いっきり笑ったりコミュニケーションを取りにくくなってしまいます。


〇顔がたるむリスクがある

 前歯が抜けた場合は口元がすぼんだ感じになったり シワができたりします。

奥歯が抜けた場合であっても、頬・あごのラインが内側に寄って、顔の輪郭が変わってしまいます。また、歯が抜けて噛めなくなってしまうと、咬む力が衰え、顔の筋力が低下し、シワやたるみが増えやすくなって、老けた印象になってしまいます。


■初めて使用する入れ歯について

〇部分入れ歯を使用する

 一般的には、いきなり総入れ歯になることは少ないです。最初は必要な箇所に部分入れ歯を装着し、徐々に歯の本数が減少していくのに合わせ、最終的に総入れ歯になるのが一般的です。 


〇若い方は見た目を気にすることが多い

 入れ歯は恥ずかしいと感じることもあるかもしれませんが、歯を失った状態のままでいることは様々なトラブルの原因となります。見た目が気になる場合は、自費診療で作製する入れ歯とわかりにくい入れ歯を装着することも可能です。金属の引っ掛けを使用することなく、装着することが可能となり、抵抗が少なく入れ歯治療を受けられる選択肢もあります。まずは歯科医院で相談することが重要です。


■まとめ

入れ歯治療に年齢制限はありません。失ってしまった歯に対する治療法としてどんな年齢の方でも対応することができます。イメージで入れ歯に抵抗感を感じ歯を失った状態のままにしてしまうと、残されている他の歯にも影響が出てしまいます。まずは歯科医院で相談してみましょう。うえの歯科医院では専門のカウンセラーも在籍しておりますので、治療や入れ歯に関してもご納得いただけるまできちんと説明を受けられる環境が整っています。是非お気軽にお問い合わせください。

入れ歯って何歳から?