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2022/03/13デンタルフロスで歯の隙間が広がるのはなぜ、、

こんにちは!横浜市鶴見区にある管理栄養士のいる歯医者さん。

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜、歯周治療うえの歯科医院、歯科助手・管理栄養士の河村です。


みなさんは毎日のお口のメンテナンスで、デンタルフロスを使用していますか?

アメリカで「Fross or die」という言葉があります。ざっくり説明すると、「フロスを使いますか。それとも死にますか?」という意味です。極端な言葉かもしれませんが、それほどデンタルフロスが重要ということです。

 

デンタルフロスを使用してる方で「使っているうちに歯の隙間が広がったような気がする」という声を聞くことがあります。

 

なぜデンタルフロスを使うと歯の隙間が広がったように感じるのか、今回はデンタルフロスの正しい使い方と注意点について見ていきましょう!

 


■デンタルフロスで歯の隙間が広がる?

では、どうしてデンタルフロスを使うと歯の隙間が広がったように感じるのでしょうか?

デンタルフロスで隙間が広がるのは、歯肉炎などの炎症が治まった場合や、隙間につまっていた汚れが取れた場合です。つまり、歯がいい状態になったということです!

また、歯列矯正をやったことがある方はご存知かと思いますが、とても痛みを感じたと思います。こちらは歯を動かす力がかかっているため痛みが生じています。そのためデンタルフロス程度で歯が動くことはないのでご安心ください。

 

■デンタルフロスが入らない!そんな方には

「歯医者でデンタルフロスを使うように勧められたけど、歯の隙間が狭すぎて使えない」、「隙間が狭いから汚れも溜まりにくいし使わなくてもいいのでは、、?」と思っている方いらっしゃいませんか??

 

実は、汚れ(プラーク)の元となる細菌は歯ブラシが物理的に入らない歯と歯のすき間にも侵入できます。そのため、フロスが入らないほど狭い隙間でも汚れが溜まっていくのです。

 歯間が狭くて通しづらい方の場合、この後ご紹介する、○○タイプのフロスがおススメです↓注目!↓

◇デンタルフロスの種類

デンタルフロスには、指に巻いて使用する糸巻き(ホール)型と、柄に糸(フィラメント)が取り付けられたホルダー型があります。

デンタルフロスで歯の隙間が広がるのはなぜ、、

ホルダー型は形状によりF字型とY字型にわけられ、糸とホルダーがセットになっているものや、糸巻き型を内蔵しているものがあります。

デンタルフロスの糸は、歯間部に挿入しやすいように繊維の滑りをよくしたワックスタイプと、ワックスを使わないノンワックス(アンワックス)タイプに分かれます。

デンタルフロスで歯の隙間が広がるのはなぜ、、

歯の隙間が狭い方はこのワックスタイプがおすすめです!


◇フロスの動かし方を工夫しましょう!

デンタルフロスを挿入するときは「グイッ」と押し付けるように一気に入れると、歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭シカンニュウトウ)を傷つけてしまいます。

それを避けるためには、のこぎりを引くように糸を横に動かしながらゆっくりと挿入していきます。

そして歯ぐきに糸が届いたら、糸を歯のカーブに沿わせて上の歯の場合は上から下へ、下の歯の場合は下から上へと動かして、プラークをかき出すように取り除きます。


◇どうしてもフロスが入らない場合は、、

どうしてもフロスが入らない時、フロスがご自身の歯に合っていないもしくは詰め物や被せ物が合っていないという場合もあります。なので、無理矢理入れるのではなく歯科のプロフェッショナルである歯科医師や歯科衛生士にしっかりと「自分に合ったタイプ」や「使い方」を教えてもらい、詰め物や被せ物が合っているかどうか確かめてもらいましょう。


■デンタルフロスを使用する際の注意点


◇使う頻度

デンタルフロスは11回の頻度で行いましょう。

取り残した歯垢は23日で石灰化が始まり除去しにくくなるためです。歯ブラシで取れる汚れは取ってしまい、歯ブラシでは取れなかった汚れをデンタルフロスで落とすようにしましょう。

使用するタイミングとしては、就寝前がおススメです。寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が増殖しやすいためです。


◇ゆっくりと入れる

デンタルフロスを歯と歯の間に入れる際に勢いをつけてしまうと、歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。歯ぐきが傷つくと傷から細菌が入ったり歯ぐきが下がったりする場があるため注意が必要です。

そのため、デンタルフロスを使用するときは鏡を見ながら行いましょう。もし使い方がわからない場合は、歯科医院で教えてもらいましょう。


◇使い回しをしない

デンタルフロスは基本的に使い捨てのものです。毎回新しいものを使用しましょう。

使いまわすことで細菌が広がってしまう可能性があります。デンタルフロスは衛生上新しいものを使うようにしましょう。


■まとめ

今回はデンタルフロスを使用すると歯の隙間が広がるのか?についてお話しました。デンタルフロスは、歯磨きだけでは落としきれない汚れを落としてくれる優れものです。ぜひ毎日のお口のメンテナンスにお使いください!

また、うえの歯科医院では適切なホームケアもお伝えしていますので、

ぜひ、検診にいらっしゃってください!

お電話でのご予約お待ちしております。

【ブログ監修者】


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座