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2023/07/06インビザライン装着中に食事はできない?治療中でも食べられるものとは

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。


今回はマウスピース矯正のインビザラインについて!

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使った矯正治療のため、目立たなくて良い!と人気な矯正治療法です。

マウスピースを一定時間以上はめておくことで、少しずつ歯並びをキレイに整えていく治療がインビザラインの矯正治療です。

そんなインビザラインですが、食事には制限があるのでしょうか?

インビザライン治療中の食事事情を詳しく紹介します!

インビザライン装着中に食事はできない?治療中でも食べられるものとは

インビザライン装着中に食事はできない?

結論からお伝えすると、インビザラインのマウスピース装着中は食事はNG

食事をする際は必ずマウスピースを外してください。


「歯磨きをする時と食事の時は外す」と覚えておいてくださいね。




インビザライン装着中に食事ができない理由

それではなぜ、インビザラインではマウスピースを食事中は外さなければならないのでしょうか?

いくつか理由があるので一つずつ見ていきましょう。


◇むし歯の原因になる

マウスピースを外す理由のまず一つ目は、マウスピースを食事中つけることでむし歯の原因となってしまうためです。


マウスピースを装着したまま食事をすると、歯とマウスピースの隙間に食べカスが入り、歯垢を作る原因となります。

この歯垢が溜まると固くて取れない歯石となります。歯石はバイ菌の塊です。歯石が付いてしまうことで、むし歯だけでなく歯周病にもなりやすいお口の環境になってしまいます。


また、通常私たちは、食べた後に唾液がまんべんなく口内に行き渡ることで歯が酸によって溶け出すのを防ぎ、むし歯になりにくくなるような仕組みを持っています。

しかし、マウスピースを歯に装着したまま飲食をすると、唾液は口内に行き渡らず唾液の殺菌作用が働かないまま、食べカスが装置と歯の間に溜まり続けてしまい、とても不衛生です。

むし歯が進行して、大きく歯を削る治療が必要性があると歯の形が変形してしまい、マウスピースが合わなくなってしまうといったリスクがあります。



◇インビザラインの破損・変色の原因になる

二つ目の理由はマウスピースの破損や変色を防ぐためです。


人間の噛む力はおおよそ、その人の体重ほどだと言われています。

一方でマウスピースは厚さ0.5㎜と非常に薄く、ポリウレタンなどの柔らかいプラスチックから作られています。食べ物を噛む力で装置を噛んでしまうと、割れたりヒビが入ったりなど、変形・破損する可能性があります。マウスピースは一度破損してしまうと修復するのが困難です。

そもそもインビザラインは緻密なシミュレーションに基づき作成されているため、ほんの少しでも破損してしまうと、治療計画に狂いが生じてしまう可能性があります。

治療スケジュールの見直しが必要になると余計な時間と費用がかかってしまいます。


また、マウスピースを装着したまま、色が濃い飲み物や色素の強い食べ物を口にすると、マウスピースに色素が付着してしまいます。せっかく透明で歯につけても目立たないインビザライン治療ですが、色素で黄ばんでしまっては台無しです。

ワイヤー矯正とは違って、取り外しできるのがインビザラインの最大のメリットです。ついつい飲み物だとそのまま飲んじゃおう!と思ってしまうかもしれませんが、美しい歯を守るためにも色素が強いものを口にするときは特に必ずアライナーを取り外すようにしましょう。

インビザライン装着中に食事はできない?治療中でも食べられるものとは

インビザライン治療中の食事

インビザライン治療中は、食事の時にマウスピースを外す理由を紹介しましたが、どのような食事スタイルをとったら良いのでしょうか。

外食や食べ歩きの時のことも含めてご紹介します。


◇基本的な食事

まず、マウスピース矯正治療中の食事としてはマウスピースを取り外してしまえば、食事制限などはありません。

しかし、矯正中の食事に関して気をつけるポイントもあります。


それは、歯が動き始めて痛みが出ている時は、粘着性の高い食べ物や硬い食べ物を避けるというポイントです。

特に新しいマウスピースをつけ始めた時は、歯に力が加わり、歯が動き始めることによる痛みを生じます。刺激を加えないためにも、なるべくかたいものや粘着性のある食べ物は避け、軟らかいものを食べるようにしましょう。



◇外食はどうする?

外食をすることも増えてきた方も多いのではないでしょうか。

外食の時も基本と同様、食事前にマウスピースを必ず外しましょう。食後はできればお手洗いなどで歯磨きをし、口腔内をキレイにしてからマウスピースを再度はめるようにしましょう。

1日のマウスピース装着時間が確保できれば、多少の時間はマウスピースを外していても大丈夫です。



◇食べ歩きはできる?

また、コロナが落ち着いてきて旅行、観光をする方も増えてきました。観光の楽しみの一つとして食べ歩きがありますが、インビザラインで治療中にも食べ歩きを楽しめるのでしょうか?

上述の通り、インビザラインでの治療中は特別な食事制限はないため、基本的には食べ歩きを楽しむことも可能です。

しかし、食べ歩き中マウスピースを外して飲食をするのが前提です。

また、120時間以上マウスピース装着時間が必要なため、食べ歩きをする時間は短時間をおすすめします。

食べた後は歯磨きをし、マウスピースを再度装着するようにしましょう。

インビザライン装着中に食事はできない?治療中でも食べられるものとは

インビザライン治療中の飲料

インビザラインでの矯正中の食べ物をここまで紹介してきましたが、飲み物でも注意点があります。

どのような注意点があるのでしょうか。見ていきましょう。


◇飲んでも良いもの

インビザラインのマウスピースを装着中に飲んでも良いのは、色がついておらず砂糖を含んでいないものです。
具体的には、「水」と「(砂糖が一切入っていない)炭酸水」が挙げられます。

温度は冷たかったり、常温でしたらお水や炭酸水はOKです。
この2つ以外は口にしてはいけない!!と覚えておくと良いですね。



◇飲んではダメなもの

反対に飲んではいけないものとしては

・コーヒー

・紅茶

・赤ワイン

・ビール

・スポーツドリンク

・清涼飲料水

・熱い飲み物(熱いお湯含む)


などが挙げられます。

水と炭酸水以外の飲み物は、たとえ透明でも、マウスピースを装着中に飲むことができません。
なぜなら、色がついているものは歯やマウスピースを着色させてしまうためです。

また、透明の飲み物であっても、砂糖を含んだ炭酸水や清涼飲料水は、マウスピースと歯との間に砂糖が入り込み、むし歯の原因となってしまいます。

そして、マウスピースはプラスチックでできているため、温度の高い飲み物を飲んでしまうと変形の恐れがあります。熱い飲み物を飲む時は白湯だとしても、マウスピースを外すようにしましょう。




インビザラインに関するQ&A

その他にもマウスピース矯正中の飲食に関するよくある質問がありますので、そちらをお答えします!


◇ガムは噛んでも良いの?

マウスピースを装着時に、ガムを噛んでも良いか?という質問をよくいただきます。

ガムは、マウスピースを装着したまま噛めないわけではありません。

ただ、装着したままでは食感も良くないため、できれば装置を外して召し上がることをお勧めします。
なお、マウスピースを装着したまま噛むガムでは、糖類ゼロのキシリトールガムを選ぶことをおすすめします。歯医者さん専用のキシリトール100%のガムを選んでみてください。

インビザライン装着中に食事はできない?治療中でも食べられるものとは

◇ストローを使えば何でも飲める?

ストローを使えばマウスピース装着中でも飲めるのではないか、というご質問もいただきますが、結論としてはNGです!

確かにストローを使えば、歯に飲み物が触れにくくなるため、むし歯や歯周病予防に一定の効果があるともいわれています。

ただし、ストローを使っても飲み物を全くマウスピースや歯に触れさせずに飲み込むことは不可能です。ストローを使って気をつけて飲んでも、液体はマウスピースと歯のあいだに入り込んでしまいます。

熱い飲み物も、ストローを使っても多少は液体がマウスピースにふれてしまうため、変形の原因となります。

マウスピースを着けたままストローで飲み物を飲むことは避けましょう。




まとめ

今回はマウスピース矯正中の食事についてご紹介しました。

お食事中には必ずマウスピースを外すようにしましょう!また飲み物もお水や砂糖の入っていない炭酸水ならそのまま飲んでもOKです。

正しくマウスピース矯正を行うことで、治療期間の短縮ができたり、トラブルを防ぐことができます。


うえの歯科医院でも、マウスピース矯正のインビザラインを行うことができます。矯正歯科に関わる無料カウンセリングも行なっております。よろしければお問い合わせください。


うえの歯科医院 矯正治療

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