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2023/07/20前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士の高岡です。


今回は前歯のむし歯の治療法について紹介します。

歯の中でも前歯は、鏡や写真などでよく見える部分

前歯は目立つからこそ、むし歯になってしまったら綺麗に治したいですよね


前歯はビジネスでもプライベートでも、会話や会食、プレゼンテーションの発表など、様々なシチュエーションで、他人の視線を集めやすいパーツであり、第一印象を決めるパーツでもあります。

目立つパーツであるからこそ、前歯に自信が持てないと、コミュニケーションをとることに消極的になってしまったり、笑顔を出しきれなかったり、無意識に口元を手で隠してしまったりすることがあります。


もし前歯がむし歯になってしまったとしても、どのような方法で治すことができ、治療法によってどのような特徴があるのかを今回はご紹介します!




前歯が虫歯になるとどうなる?

まずは前歯がむし歯になると、どのような症状が出るのかを、重症度別にみていきましょう!

これをわかっておけばむし歯が軽度のうちに早期発見できるかもしれません!


◆重症度別の症状

軽度の症状

むし歯というと黒くなるイメージがある方が多いかもしれませんが、初期のむし歯は、黒くなるというより白くなります。これを「白濁」している状態といいます。

歯の外側表面にあるエナメル質という構造が溶け始めた状態です。この状態を歯科では、「脱灰」と言います。

溶けているのはエナメル質のみのため、まだ痛みは出ません。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

・中度の症状

中度まで進行すると、むし歯がエナメル質の内側にある象牙質という構造まで進行します。

象牙質はエナメル質よりも柔らかく、直下に歯髄(歯の神経)があるため、象牙質までむし歯が進行すると、柔らかい象牙質が溶けやすいため、むし歯が急速に悪化し、しみたり、痛みが出始めたりします。

特に冷たいものを食べたり飲んだりする時に症状を感じ始めます。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

・重度の症状

重度にまで進行してしまうと、象牙質から歯の内部の歯髄(歯の神経の部分)までむし歯が進行し、強烈な痛みを伴う歯髄炎になります。

ここまで来ると、熱いもので痛みが出たり、何もしなくてもズキズキと痛み始めてしまいます。

歯髄炎はむし歯による細菌感染が歯髄内で起こっている状態ですが、それよりも更に進行すると神経が死んでしまい根っこの先まで炎症を起こす根尖性歯周炎という状態になります。

根尖性歯周炎になると、すでに神経が死んでいるため、歯が大きく欠けて穴が開いていても、歯髄炎のような痛みは感じにくくなります。しかし、歯の根っこの先に炎症があるため、歯科医によって歯を叩くと痛みを感じたり、違和感が生じたりします。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

前歯の場合、自分でも鏡などで見えやすいからこそ、歯が大きくかけるほどむし歯を放置することは少ないと思いますが、前歯の表面に白濁ができてきたり、冷たいものがしみる、欠けて隙間ができたといった症状がある場合には、早めに歯医者さんに行くようにしましょう。




◆むし歯の進行速度

このようにむし歯の進行度合いによって痛みの度合いが異なるむし歯ですが、一体どのくらいのスピードでむし歯は進行するのでしょうか。


歯の表面のエナメル質は25歳で完成するとされています。

25歳以下の方は、まだエナメル質が完成してない為、歯の質が柔らかく、むし歯の進行が比較的早いです。


進行速度としては、初期のむし歯が中度のむし歯になるまでのスピードが半年程度です。
中度から神経まで届く重度のむし歯になるのは、その倍くらいのスピードとされています。

ただし、個人差はあります。歯磨きの仕方や、その方のむし歯菌に対する抵抗性、食習慣によって変わります。

もしすぐに歯科医院に行けない状況の場合は、普段よりも丁寧に歯磨きをしたり、甘い物を避けたりすると進行速度を少しでも遅らせることにつながるかと思います。


ちなみに25歳以上でエナメル質が完成されている場合では、初期から中度のむし歯になるのが半年〜一年程度、中度から重度のむし歯になるのは、その半分くらいのスピードとされています。もちろんこちらも個人差はありますが、どちらにしても早い段階でむし歯に気付いて治療を完了させることが大切ですね。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

保険適用内の治療方法と費用

ここまでむし歯の進行度合いによる症状や進行の速度をお伝えしましたが、進行度合いによってどのような治療方法があり、どのくらいの費用を要するのでしょうか。

保険適用内と適用外で分けて紹介します。


◆むし歯が小さい場合

むし歯の部分を削りコンポレッドレジンという歯科用のプラスチックを埋め、光で固めて一回で終えられる治療ができます。

治療回数は1回で済ませることができ、費用は保険適用内で1,5003,000円程度です。


◆むし歯が大きい場合

むし歯が大きく神経まで到達している場合は、神経を取り除く治療(根管治療)が必要です。
根管治療は神経の通っていた管をお掃除する必要があり、それを何回か行うため時間がかかります。
万が一治療を途中で止めてしまうと再度根管治療が必要になってしまったり、最悪の場合は抜歯する可能性も出てきてしまいます。しっかりと通う必要がある治療です。
根管治療が終わったあとは土台を作り、その上に被せ物を作ります。

保険適用内の場合は金属のフレームに、白いレジンを貼り付けた被せ物を入れることができます。

費用は保険適用内で7,00020,000円くらいとなります。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

保険適用外の治療方法と費用

保険適用外の場合には、どのくらい内容や費用の差があるのでしょうか。


◆セラミック治療

保険適用外の治療でよく使われる素材がセラミックです。

前歯の場合は、小さいむし歯であれば保険適用内でもご自身の歯の色と合わせて白い詰め物を入れられますが、被せ物が必要な大きなむし歯の場合には、保険適用内と適用外で使える被せ物の材質が大きく異なります。


セラミックの歯は、審美性に優れていたり、ものによっては強度面や耐久性に優れています。
セラミック歯には複数の種類があり、それぞれ種類や医院によって金額は異なりますが、詰め物は48万円、被せ物は515万円が相場とされています。

保証の条件は医院によってそれぞれなので治療をする前に必ず確認をしましょう。

前歯のむし歯治療にはどのような方法がある?おすすめの治療方法とは

◆ダイレクトボンディング法

セラミックの被せ物以外にもダイレクトボンディング法という治療があります。

ダイレクトボンディング法は、多種類のプラスチックを直接お口の中で盛りつけていき、天然歯のような自然な色や形を再現する治療法です。

保険適用内のコンポレッドレジンでは再現しにくい、本物の歯のような見た目を再現することができます。


ダイレクトボンディング法は、歯を削る量を抑えることができたり、被せ物をするよりも短期間で治療ができたり、変色しにくいというようなメリットがあります。

ただし、むし歯が大きく深いところまで到達している方はダイレクトボンディング法で治すことができません。


前歯の白濁が気になる昔治したコンポレッドレジンが変色して気になるという方にもおすすめの治療法です。


治療費用は医院にもよりますが、およそ一本あたり30,00060,000円です。




まとめ

今回は前歯のむし歯の進行度による症状や治療方法について紹介しました。

第一印象をも決める前歯だからこそ、慎重に治療方法を選んでみてくださいね。

うえの歯科医院ではむし歯治療に関わることをサポートしているのでよろしければお問い合わせください。


うえの歯科医院 むし歯治療

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