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2022/09/29歯石がつきやすい人の特徴

皆様こんにちは!横浜市鶴見区にある歯医者さん

インプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜

歯周病治療のうえの歯科医院、管理栄養士の河村です。


毎日しっかり歯磨きをしているのに歯石ができてしまう、、という方はいらっしゃいませんか?

実は歯石ができやすい体質かもしれません。

今回は#歯石ができやすい人の特徴、#歯石がつくのを予防する方法について、見ていきます。


⬛︎そもそもどうして歯石がつくのか?

歯石はお口の中に残った歯垢(プラーク。歯の表面のネバネバしたもの)が、2日程度かけて石のように硬くなってしまったものです。
この段階になると歯磨きでは落とすことができなくなってしまいます。

 

また、歯石自体は酸や毒素を出しませんが、表面がザラザラしているので汚れがつきやすく、細菌が増殖しやすい環境になり、歯周病や口臭の原因になってしまいます。


⬛︎歯石ができやすいところ

歯石ができやすいところは主に5つあります。

◇歯と歯の隙間

◇歯と歯茎の隙間

◇上の奥歯

◇上の前歯の外側

◇下の前歯の裏側


「上の奥歯」「歯と歯の隙間」「歯と歯茎の隙間」は、歯ブラシが届きにくく、しっかり磨くことが困難な部分であるため、歯石が発生しやすいと考えられています。


「下の前歯の裏側」は、近くに唾液分泌腺があり、唾液が溜まりやすいため、歯石が発生するケースが多いと考えられています。


⬛︎歯石ができやすい人の特徴

◇唾液が少ない

口が渇きやすい人は、唾液分泌量が少ない場合が多いです。

唾液には口腔環境の清潔を維持する働きがあるため、唾液が少ないと歯垢が溜まりやすく、歯石もできやすいと考えられます。

唾液が少なくなる原因としては、①強い緊張からのストレス、②日頃から水分摂取量が少ないの2つがあります。


◇唾液の成分がアルカリ性に近い

食事がアルカリ性食品(野菜・海藻・果物・きのこ・大豆など)ばかりに偏っている人は、歯石ができやすくなります。

アルカリ性に近い唾液に含まれる「ミネラル成分」には、歯垢を歯石にするのを促進する作用があるためです。

※ただし、アルカリ性食品を1回食べたからといって、すぐにアルカリ性になるわけではありません。

自分の唾液がアルカリ性に近いかどうかは、歯科で「唾液検査」を行い、口の中のpHを測定することで判明します。

歯石がつきやすい人の特徴

◇歯磨きが十分にできていない

日常的に歯磨きが不十分な人は歯石の原因となる歯垢(プラーク)が溜まってしまいます。

以下の項目にチェックがつく人は要注意です!

⬜︎歯磨き1日1回以下

⬜︎歯磨きの時間が3分以下

⬜︎口に合わない歯ブラシを使っている

⬜︎磨き残しが多い


◇唾液がサラサラで粘着性がない

ねばねばとしている唾液よりもさらさらと粘着力の弱い唾液の方が、歯垢が再石灰化しやすいともいわれています。


◇歯石ができやすい食事をしている

甘いもの、柔らかいものは歯石がつきやすいです。

甘い食べ物には糖分が多く含まれており、口内細菌は糖分が大好物です。

 そのため、甘いものを食べ過ぎると、歯みがきで落としきれなかった糖分が細菌によって繁殖してしまい歯垢などの汚れが広がってしまいます。

柔らかい食べ物は粘り気があることが多く、歯や歯茎の間に詰まりやすいので歯ブラシで磨きにくい部分についてしまうとなかなか取れません。


⬛︎歯石は自分でとってはいけない?

最近は様々なグッズが販売されるようになっており、手軽にお口の中のケアができるようになりました。その中で、キュレットと呼ばれる自分で歯石を取る道具も手に入れることができます。

しかし、歯石を自分でとるのはとっても危険です!!

その理由が下記の3つです。

◇さらに歯石がつきやすくなる

歯石がきちんと除去しきれていないと、そこに歯石が溜まりやすくなります。

◇歯茎を傷つけてしまう

キュレットなどの器具は先端が鋭利で素人が使うのはかなり難しく、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

◇歯周ポケットの歯石はとれない

歯と歯茎の間にも歯石は溜まっています。その間を自分でとるのは難しいです。


⬛︎歯石がつかないための対策

◇デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯磨きは回数が多ければよいというものではなく、どれだけ磨き残しをなくすかが大切です。

毎食後デンタルフロスや歯間ブラシを行うことが理想ですが、忙しかったりとなかなか難しいと思います。

最低でも1日一回、とくに就寝前に使うことでしっかり汚れを落としましょう。


◇よく噛んで食べる

よく噛むとたくさん唾液がでます。唾液をたくさん出すことで再石灰化を促します。

繊維質の物、硬いもの、旨みのあるものがおすすめです。例えばごぼう、蓮根、お肉、スルメ、お雑煮などがあります。


◇水分をしっかりとる

唾液のもとは水分です。水分をたくさんとってさらさらな唾液を維持しましょう。


⬛︎まとめ

今回は歯石がつきやすい人、歯石がつかないための対策法について見ていきました。毎日この対策を行なっても歯石はついてしまいます。なので定期的に歯科検診でクリーニングしてもらいましょう。

うえの歯科医院ではクリーニングも行っています

ご予約はお電話にてお問い合わせください

ブログ監修者


医療法人VERITAS うえの歯科医院 

理事長 上野友也


1993年 鶴見大学歯学部卒業

1995年 東京医科歯科大学歯学部医員研修医終了

1996年 鶴見大学第三補綴学講座臨床専科生

2000年 アストラテックインプラントベーシックコース修了

2002年 うえの歯科医院設立

2004年 医療法人ヴェリタスオーラルケアセンター設立

2008年 OSIインプラントアドバンスコース修了

2008年 JIADSペリオコース修了

2009年 JIADSエンドコース修了

2010年 JIADS補綴コース修了

2010年 JIADSペリオ&インプラントアドバンスコース修了

2012年 ニューヨーク大学CDE在籍


• 所  属

国際インプラント学会(ICOI)会員

日本顎咬合学会会員

財団法人プロスピーカー協力アシスタントプロスピーカー

OSI会員

JIADS会員

厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医

鶴見大学歯学部附属病院共同診療医

済生会東部病院共同診療医

横浜労災病院共同診療医

日本歯周病学会

日本臨床歯周病学会

日本口腔インプラント学会

鶴見大学歯学部歯周病学講座